2021/06/06
弁護士の猛反対を無視し、社名に「アクティビスト」を名乗った理由

理由はとてもシンプルで、株主は「物を言う」のが本来は当然だから、と思うからです。政治選挙の投票とちょっと似ていて、市民は投票を通じて政府に「声を届ける」のが本来は当たり前のはずです。会社の資本リスクを負っているのは経営者ではなく株主なので、対話や議決権行使を通じて物を言うのが普通であってほしい、という信念からでした。
そういえば、マネックスグループの松本社長も、「マネックス・アクティビスト・ファンド」の名前をつけるときに上記と似たような思考や葛藤があった、と聞いた覚えがあります。
企業の将来を度外視して株主還元を迫るハゲタカ行為ではなく、オーナーが経営側を適切に律することで投資価値保全を図るのが本来のアクティビスト。世間にアクティビスト投資家が個人・法人でどんどん現れ、「アクティビスト」という言葉が死語になれば本望です。
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